
2011.2. 8
トーネットのロッキング・チェアと「ピカソ&ランプ」 ー No.15
晩年ピカソPICASSOが亡くなるまで最後の妻ジャクリーヌ、愛犬ランプと暮らした南仏ムージャンの家で、ピカソご愛用の椅子はドイツのミヒャエル・トーネットがデザインしたロッキング・チェア。わたしは約2年前に同じ椅子を購入した。そのピカソの美しい椅子は、写真集「PICASSO & LUMP」でよく見ることができる。この本は愛犬ランプ、犬たちが主役で楽しい。
愛犬ランプとの本「PICASSO & LUMP」
トーネット・チェアに座るピカソとジャクリーヌ
コピー品や復刻品が山のように出ているのでトーネット社で初期生産された状態のよいもの入手は困難だったが、オリジナルのアンティークに拘った。やっと見つけたものは籐に穴が空いていたが家具屋さんが親切できちんと修理してくれた。下町にある工房が上手に直してくれてその仕事に関心した。籐の修理は難しいのだ。継ぎ接ぎしても籐のままがいい。破れるほど過去の所有者が使い込んでいた、と想像し楽しみ遠い異国の過去に夢をみる。アンティーク、ビンテージの楽しさ。モダンな家具ばかりの空間にも、トーネットはよく合う。まだ曲木の技法が斬新で難しかった時代に職人が手で丁寧に作り上げた曲木の美しさに、毎日ほれぼれする。そこに時代背景があり人がいて、歴史や物語がある、。モノにも鼓動があり生命がある。生きている、と信じる。昼下がり。季節の色と風が舞う代々木八幡宮の森や南東空をぼーっと見たり、編み物をしたり、ロッキング・チェアにゆらゆら揺られながらうとうと眠くなるのはとても贅沢な時。
愛犬'ランプ' ー 'Amigos Forever'ピカソと同年に亡くなる。
ピカソ晩年の家にはトーネットのロッキング・チェアが無造作に置かれる。
わたしの家のトーネット・チェア
2011.2. 8
イイノナホさんの白「ガラスの積み木」 ー No.14
ナホさんのガラスコレクションの一部。
透明や白いガラスは何とも言えない純粋さ。
彫刻科だったナホさんは削るような彫刻的な作品も多い。
雑誌の抽選に応募し見事当選し購入できた「ガラスの積み木」
「pond」 ー 白が美しい。ル・コルビジェのダイニングテーブルによく合う。昼と夜、光で表情が変わる。ときどき花を飾る。シャクヤクの一輪花を合わせるのが好き。
2011.2. 4
ロバート・ハインデルRobert Heindelと吉田都さん ー No.13
美しいダンサーを描くことに人生を捧げた、葉巻の似合う米国の画家ロバート・ハインデルミュージカル「キャッツ」「オペラ座の怪人」も描いた。コレクターには著名人も多数。
バレリーナのさまざまな場面の一瞬の美を捉えた作品は
実物を目の前にするとぐっと魂をつかまれる感じです。
バレリーナ吉田都さん、また マーゴ・フォーティーン、ヌレエフなど作品をいつか欲しい。
吉田都さんは、ユネスコ平和芸術家、さまざまな賞や勲章など持つ。都さんの踊り舞台はとてもすばらしい。
イベントなどに出掛けお会いするが、普段はすごく普通で驚く。
オンオフを、生活をきちんとしているのだろう。
普通であるはずがないのだけれど、普通に見えるすごい女性。
都さんがモデルのハインデルの作品群
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ご自身がモデルのハインデル作品の前に立つ吉田都さん
TVで都さんのロンドンの自宅が映った。都さんらし
いインテリアで空気感まで伝わってくるような
明るい部屋。
中央にはハインデルのリトグラフが飾ってあった。
私も真似していつかハインデルの都さんのリトグラフをリビングの中央に飾ることを決めている。
好きなものや思い出のものがある、
素敵なインテリアは素敵な'人間'が持つ風景から学ぶことができる。
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'オンディーヌONDINE' 本当の妖精のような都さん![]()
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かわいらしい都さん。舞台では堂々とした踊り演技力に驚くばかり。
2011.2. 3
皆川明さんのフリッツ・ハンセンFritz Hansenのチェア ー No.12
随分前になるが皆川明さんと初めてお会いした時、大半がテキスタイル作りのお話だった。
日本の工場で多く生産など多くの挑戦、お洋服やプロダクトデザインをするその基点がテキスタイルにあるのだろうと、
やさしい口調の中に
何かものすごく強い信念と果てしない夢があることを知った。
皆川さんの国際的な評価はお洋服だけでなく一流の家具ブランドでも認められており
一つに、1872創業のデンマークの'フリッツ・ハンセンFritz Hansen'がある。
↓clickhere http://www.fritzhansen.com/jp
前回ふれた、建築家デザイナーの巨匠'アルネ・ヤコブセン'の代表作、Swan chair ,Egg chair などに皆川さんのテキスタイルがある。
mina perhonenでオーダー可能→ http://www.mina-perhonen.jp/furniture/fritz_hansen/
2011.1.28
大橋歩さんの版画 と アルネ・ヤコブセン Arne E. Jacobsen ー No.11
高校生の頃、大橋歩さんのイラストをよく真似して描いていた。
その後仕事を通じて大橋さんにお会いした時思わず'ファンです'と伝えてしまった。
そして折りに触れて大変良くしていただいている。
一人暮らしを始めた時記念に青山の画廊での大橋さんの個展で版画を買った。
大橋さんが本のカバー挿絵をされた村上春樹の'村上ラヂオ'の中にある一つ、
一人の女性の版画。私の心境にぴったりだった。
その後も少しずつ。
玄関には、デンマーク建築家・デザイナーのアルネ・ヤコブセンの
カトラリーとポットがモチーフの版画を、IO Gallery で購入。 → http://www.iog.co.jp/index.html
大橋さんご自身編集の雑誌'Arne(アルネ)'はアルネ・ヤコブセンからとったとのこと。
キッチンの近くのは、Zakka で。 →http://www2.ttcn.ne.jp/zakka-tky.com/
'塩をつけて食べる'という文字にも魅かれたお気に入り。
大橋さんの持っている食器やキッチン道具も
同じものを真似して揃えたりしている。
IO Galleryでの安藤雅信さんのイベントで
大橋さんご自身が所有のオランダ皿、イタリア皿を見せてくださった。
まったく同じセットを購入した。
わたしは長くインテリアの仕事をしていながら、
大橋歩さんから
実に多くの豊かな生活の楽しさを教えていただいている。