
2023.9. 3
7月にイベント開催しました 中嶋浩子さん新宿御苑PARKERさんで7月に、若い友人アーティスト中嶋浩子さんのSummer Exhibitionを開催いただきました。
美術館やギャラリーとは違うカフェ併設インテリアのショップでの開催は 中嶋浩子さんにとって初でしたが若い設計事務所が運営するPARKERさんディレクションにより素敵な空間に溶け込み アトリエのような洗練された展示構成になり光も美しいリラックスした雰囲気の中で作品をみながらアーティストとの会話を楽しんでいただけたよう豊かなひとときでした。昔1987年からわたしは、20年間の Cassina Japan時代、入社時からイベントも企画段階から兼務していました。細かいのも含めると数千は経験したはず。私の役割は数字に基づく売り上げを伸ばすためのクリエイション活動でそれなりの規制あり、兼務は残業多くただ働き体力仕事でもあり、心身多くの重責や苦労もありましたが何で必死に続けていたのか、今では細かいこと思い出せないけれど、振り返ると総じて楽しい貴重な体験でした。一つの青春期。何より、人に喜んでいただけることが、私にとってはやりがい、生きがい。これは若い頃から変わりません。たまたま当時興味を持った新たなビジネス、インテリアというもの美しいものを通じて得る感動、もう無いと思っていましたが、ご縁で開催したこの7月の小さなイベントでも色々な出会いあり、しあわせな時間を過ごしました。過去かなり大規模なイベントも担当しましたが、大きさは関係ない。出会いの喜び。実力とお人柄もチャーミングで楽しいすてきなアーティストであり大切な友人。今後もご活躍にご注目ください。中嶋浩子さんプロフィール「連続模様(パターン)の背景にある数学的なシステムに魅了され作品を作り続ける。ドイツ、フランスパリにて幾何学と空間の関係性を学び、数学の形姿に魅了されたことが作品の根幹となっている。連続的な表現の中に、数理的な規則性と直感的センスが混じり合い、間やズレを加えることで生まれるバランスが特徴である。表現方法は、インスタレーション、平面、立体作品のアートワークから、デザイン(テキスタイル)、建築プロジェクト等多岐にわたる。」中嶋 浩子 https://www.nakajimah.com/
2023.7.21
回想 Jane Birkin ジェーン・バーキン Arabesque アラベスク
以前書いたことを再び。
幸い、ジェーンが来日する度、ライブは欠かさず、取れた時は連日観ました。そしてステージから降りてきて手を差し出してくれるジェーン。一生懸命手を出したけど、近い、あともう少しで届くのに、結局握手できたことがなかった。きっといつかは、と信じてた。
そこに居るジェーンから感じとる大きな包容力に、ジェーンは笑顔なのに私はいつも涙が溢れていた。不思議な感覚だった。
Jane Birkin 小さな存在わたしの偉大なジェーンへ。
梅雨の時季想う10年近く前スタイリスト徳丸真代さんの訃報真っ先にナベプロ渡邊美佐さんが直接telをくださった私のショックを心配くださったのだろう 優しい美佐さんとはカラオケご一緒したりすてきな出会い 徳丸さんからはすばらしい方々ご紹介をビジネスに大きく貢献いただいた
仕事に厳しい方だったが 私が政治や重責に潰されそうな時は手を差し伸べてくださった
15年くらい前ジェーンバーキンのアラベスクというライブは連日観て その映像は幾人かの恩師そして徳丸さんが逝った後わたしを慰めてくれた 別れの悲しみも心を豊かにしてくれる
ファンが作ってプレゼントしたという赤のドレス
2023.7.21
Jane Birkin ジェーン・バーキン のデニムとスニーカー2011年 ELLEチャリティオークションで落札したジェーンバーキンのデニムとスニーカージェーンは311直後に直ぐに福島に入りボランティア、その後も復興に向けて活動を続けていた。
知性と愛に溢れていて、こんなに美しい人、なかなかいない。また一人逝ってしまった。遠くて近くにいてくれた大切な人ジェーンのこのデニクとスニーカーが部屋にあるとそこにジェーンがいる魂がいる。これからもずっと。
今まで何度もジェーンのことは書いてきました。同じようなことを。
ジェーンのすべてが永遠の憧れで宝物だから。
2023.6.21
坂本龍一さん追悼番組とコルビジェの思い出
坂本龍一さんが亡くなってから
しばらく遺された文や追悼番組など見ています
NHKの20年位前のもよかった そして懐かしかった
私のCassina時代の仕事の一つにVMD MDがあり20年毎日たくさんの家具やプロダクトに触れていました その企画的な仕事、当時はやっていた長い横文字の肩書きチーフコーディネーター... などは先輩から引き継ぎ当然会社からいただいたものだが、多くの嫉妬も受けた。こんな私にとにかく不思議なこと一気に起こった。狭い世界の中で。自分にとっては全てが新しい大きな未知の世界で。
私自身はクリエイターではない。目指したこともない。目立つのは苦手ただ、自分にだけ与えられる仕事の喜びを、人をしあわせな気持ちにする喜びを初めて得た。
企画をやりたがっているな幼稚な誹謗中傷は気にならなかった。インテリアというもので人が心も豊かになっていく様子が、モチベーションでずっと続いた。
企画の仕事もシビアな重い数字の責任に伴うもので、創作的な自由はなかった。でもその地味な立ち位置は自分に向いていたような気も既にしていた。自惚れた人は好まない。そうなりたくないと。かつて自惚れたことはない。役員になっても続けた企画の仕事は、とにかくやらなければならなかっただけ。
NHKさんにはたくさん使っていただいた。
このコルビジェの白いソファも私が日本で出したが
それまでは黒やグレーの革ばかりで、もう頭打ちだと判断して
白とナチュラルなめし革を選択したが
社内からは
汚れてクレームになったり売れ残ったら責任とれとか
書類やペンを投げられたり あれこれ圧力があったけれど
大きな一つの過渡期のやり取り今は懐かしい
言い合えるって悪くない。内部のご機嫌は気にならない。
時々聞こえてきたが私は企画とかしたかったのではなく
当時のイタリアと日本の社長また有能な先輩から引き継いだ経緯やご指導あり
追いつかない土台を早く作る、コツコツと。その使命感のみ。
こんな風に番組で使っていただき
広まっていく数字に反映されていく
それがスタッフに還元されていく
意外に数字も好きだし
それぞれの場で人に喜んでいただけることで色々乗り越えたなぁと思い出しました。
使う方々から支えられていくもの
インテリアも家具も、全てそうあってほしい。
この坂本龍一さんお元気そうで色気ありとても素敵でした。
その後、白革や白布の家具はかなりヒットしました。
照明もアイリーングレイのチューブライトから現代に置き換えられたようなイプシロンという商品が出た頃で、このNHKのは番組用に作られたものだけど
私が当時こんな風に提案していた雰囲気が使われた
実にうれしいなつかしい映像。
2023.6.19
高橋幸宏さんの帽子や仕事のこととか
高橋幸宏さんデザインの帽子
以前夫にプレゼントしたもので夫愛用中
音楽はもちろん
おしゃれもお笑いコントのセンスもかっこよく大好きだった
何十年も前だが
わたしはCassina 時代にインテリア VMDの仕事で数年
幸宏さん奥さまとお仕事をご一緒していた
家具や空間に合う フラワーアレンジメントをしていただいた
CassinaJapan創業者の交友からの出会いで
その交友繋がりの
CHIANTI キャンティの川添さんが
最近ラジオでYMOをプロデュースした時の話をしていたが(本の出版も)
わたしがいた時代のCassinaは建築家と
一方では音楽業界や文化人の重鎮からビジネスに繋がっていった
わたしの誕生日に
幸宏さんからダイレクトにメッセージをいただいたことがある
直接知り合いではないのに
細やかな配慮に優しい人間性を感じた
どうか安らかにお眠りください☆