2020.4.10
家の桜
家の共有部の桜は今が満開。
全室の窓から桜が見えるので、独身時代に買った好みの古い家。
この老木に毎年花が咲くか心配だが、剪定がよかったからか、今年は多く花が咲いた。
3月終わりから開花。
都心でも木が多いので、たくさん鳥の声がする蝶が舞う。
毎朝起きてカーテンを開け、素朴な桜を見るのが楽しみ。
向かいの大使館の人たちと、この桜の木を間に、おはよう、こんにちは と挨拶をする。
皆うれしそうな笑顔で桜を愛でる。スマホを向ける。
これはいつもの春と同じだけど、
でも今は違う。
目の前の国境を超え異国の人たちと、一緒に1本の桜を見上げることは特別な思い。
植物は自然に抗うことなく
春の花々が大きな力をくれる。
きっと
最も大切なことを思い起こす好機。
2020.4. 8
昨夜の月
東の空を見上げれば
雲間から 美しい月が出てきました。
写真は無加工
きらきらしていました。
深夜、スーパームーン。輝いていました。自然界は季節とともに進んでいる。人間界はかなわない。
2020.3.28
3月27日と 1990年5月ミラノ
そして昨日27日は カッシーナ Cassina Japan 武藤創業者の命日。
ミラノの Maddalena DePadova デパドヴァ邸1990年、
取材を兼ねた、このダイニングでのディナーに私も同席した。
当時ミラノサローネは5月、緑が美しい季節 。
Vico Magistretti ヴィコ・マジストレッティ、マッダレーナ・デパドヴァ、Cassina Japan 武藤創業者、3人とももういない。
マジストレッティが、'日本から情熱ある若者が訪ねてきた' と言った、
そこから始まった日本でのマジストレッティとのプロジェクト、関わることができ幸運だった。
まだ会社はCassina ファミリーとの外資、合弁会社の時代で質の高いプロジェクト多くあったが小さな組織だった。
わたしは有能な先輩から引き継いだ重要な仕事をいくつか兼務し、それは役員になっても20年間続いた。
その一つが、VMD,MDの仕事。ミラノ出張の役割はこのためだった。
最初のミラノ1990年は、パリ含めて1週間の間に実に刺激的な体験を多くした。ほんとうに才能あるすごい人たちと会い、本物を見ることができた。
過去何度か書いたが、ここに、マッダレーナ・デパドヴァとマジストレッティがいた。夢のような夜。これはそのディナー前その時の写真。
前出の、生誕100年マジストレッティ展での、イタリア文化会館の方々、館長パオロさん、キアラさんに改めて心から感謝。
2020.3.28
イタリア文化会館へイタリア文化会館の広報キアラさんからお誘いで、
「生誕100周年 ヴィコ・マジストレッティ展」へ。Cassina Japan時代に入社時から広く深く関わり、日本でイタリアで思い出が最も多いマジストレッティ。
映像を見ると、まだそこにいるように感じました。
館長パオロさん、広報キアラさんと、楽しい会話、
笑顔がとてもうれしかった。
今展は講演会などイベントは中止でしたが、夏には新たな企画展を予定だと。楽しみです。
往復、車から、都心部の各地の美しい桜の花見をしながら移動。
そしてここ千鳥ヶ淵沿い私は生まれた所、この季節に。人から 花から 過去から、希望をいただいた良い日でした。
2020.3.13
ヴィコ・マジストレッティ展
イタリア文化会館にて開催中。
『生誕100周年 ヴィコ・マジストレッティ展』
「本日より、建築、インダストリアルデザイン、家具や照明のデザインなど幅広い分野で活躍したヴィコ・マジストレッティ(1920-2006)の生誕100周年を記念し、60年にわたる活動の軌跡を30年のパネルで紹介しています。
また、あわせて彼がデザインしたベットやテーブル、椅子、照明なども10点展示しています。
同展は、「イタリアン・デザイン・デー」の一環として、イタリアからのゲストを迎え講演会など、イタリア外務・国際協力省、文化財・文化活動省とともに、イタリアデザインの歴史と現状を広く伝えることを目的に推進しているイベントです。各国のイタリア大使館、文化会館で、2017年より3月に開催されています。」
私個人的にはCassina時代に最も多く関わり、思い出多い、偉大な建築家デザイナーの、すてきな展覧会。
開催日:2020年3月11日~26日
時 間:11:00~18:00
主 催:イタリア文化会館、イタリア大使館、イタリア大使館貿易促進部
協 力:ヴィコ・マジストレッティ財団
入 場:無料
会 場:イタリア文化会館 エキジビションホール