SAKURANOKI は代々木公園 近くのオフィス。
長くインテリアビジネスに関わりみてきた多くの中から、ここでは暮らしに心地よいものや情報などご紹介しています。

2015.8.19

 「茨木のり子 の 家」という本  ー No.345



旅から戻り残暑の夏の後半は出来るだけ読書を楽しむ。先日本屋でこの本をたまたま見つけた。

うれしかった。

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ずっと私が憧れてきた特に女性は、精神的に自立し、人を愛することと孤独を知っている。自分

の頭で考え意思で選択する。正直な知性に憧れる。

詩人の茨木のり子さんの代表作一つ「倚りかからず」「自分に感受性くらい」タイトルだけで

じんとくる。茨木さんの詩は潔く暮らした家もすてきなはずだと想像していたがその通り、

それ以上だった。センスの違いはすべて細部で決まると今まで何度同じことを一流の人間から

教えられただろう。その人が考えていねいに積み上げてきたセンスは真似できない誰にも。


茨木のり子さんの「倚りかからず」の最後の一文

「倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ」と結ぶも有名だが今まで私も、

多くの場面でどんなにこの詩に励まされてきたことだろう。


家は、その人そのもので、今風の表面を飾ったインテリアよりもはるかに興味がある。

リアルな人の物語がそこにみえるからだと思う。物語を想像するのが楽しい。

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玄関から美しい。


詩人が50年暮らした「茨木のり子の家」からインテリアのこと、このあと続きます。


2015.8. 9

真夏の夕暮れ  ー No.344



毎日とても暑いですが、夕方から夜にかけてうつくしい夕暮れ空が続いています。少しずつ秋に

近づいていることもわかります。遠い旅の前、すぐ側のすてきな景色を発見します。

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すでに逝ってしまった優しかった人たち。空から微笑んでくれる。

どんな場所でも自然から感じることがどんな情報や人からの助言より生活も仕事にも役に立つ。

心を豊かにする。自分が感じとることで何もかも乗り越えられる。



2015.8. 7

ボッティチェリBotticelli の春から晩年   ー No.343



少し前に開催されていた ボッティチェリ Botticelli の絵画を「Money and Beauty Botticelli and

the Renaissance in Florence / ボッティチェリとルネッサンス・フィレンチェの富と美」展で観

ました。ボッティチェリはあまりに有名ですが、絵画の向こうにある何かを、遠い歴史を追い

かけたくなる熱い気持ちになりました。現実である支配される Money。そして  Beauty。

裏腹の人間の醜いものも自分の中にもある相反するものを感じ考えました。


なぜ人は自分のため、見栄を張りお金や地位を欲し、人より優位に上に立ちたいのでしょう。

永遠に、人のために自分の豊かさを考える力をつけられないのでしょうか。

自分は毎日誰かの為に何かできているのでしょうか。


以前、フィレンツェのウフィツィ美術館で、ボッティチェリの多くの作品を観ました。

代表的な春 LA PRIMAVERA やヴィーナスなど精彩でのびのびしたきれいな色に感激したこと

だけ覚えています。自分も若かったからでしょう。その時おそらくボッティチェリの晩年の

作品も観たはずなのですが。

その10数年後の今年初めに、晩年の作品を数点観る機会がありましたが、暗いかたい印象に目を

逸らし疑うような気持ちだけ残しまた忘れていました。

そして今回の「Money and Beauty」で改めて最晩年の作品もじっくり観ることできました。

晩年のかたい印象そこには春の後の影が、さらに最晩年の作品には静かな震えるような暗さ、

でもなぜか深い感動がありました。春の頃よりより激しい内、静かな外。それは神秘的で

哀しくとても美しかった。

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若い頃の春。この後何をみたのだろう。ルネッサンスの代表作から繰り返し考え巡らすことも、流行を追いかけるより楽しい。


2015.8. 3

ブルームーン BlueMoon   ー No.342



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毎日暑いですね。でも1日が無事に

終わるだけでうれしいです。

7月31日のブルームーン、大きな光

きれいでしあわせでした。



情報や噂が多すぎてほんとうのこと

がわからなくなる。動いてしまわな

いよう、きれいな空を見上げて子供

の頃の直感、あの感覚を思い出す。







2015.8. 2

懐かしい アンドレ・プットマンAndree Putman ー No.341



時々とてもなつかしく思い出す。アンドレ・プットマン Andree Putman 。同じ時代に生き

ることができ仕事の機会で会えたこと改めて感謝する。数十年経て通じ繋がる人の縁にも。

思い出すのはそのすばらしい才能と以上に、誰に対してもフェアである態度。何もない若か

った私に対しても、同じ対等な接し方だった。今まで会えた、すごい人 は共通している。

そう確信している。小さな自分教えてもらった大切なことそのすべてを、決して忘れない。

偉そうなだけの多くの人たち群れの中で、現実のどんな状況にあっても。

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ありがとう。少しでも恩返しができるのか考えている。小さくても。あふれすぎている誰かの

真似や嘘でなく、自分で考えだすという大切なことを忘れないで進めてみる。

プットマンのモダンなデザイン活動の完成形は、才能でなく、あたたかい心や人への平等な思い

があって出来上がったことを。深い情熱。いつもほんとうのことだけ。



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