SAKURANOKI は代々木公園 近くのオフィス。
長くインテリアビジネスに関わりみてきた多くの中から、ここでは暮らしに心地よいものや情報などご紹介しています。

2015.1.31

to the north, from here  ー No.362



大好きな かっこいい 大好きな人たちの すてきなイベント

国境のない世界をみる 旅の夢をみる

「to the north, from here ここより北へ」 石川直樹 + 奈良美智 展

1/25 - 5/10 ワタリウム美術館にて 青森ー北海道ーサハリン 旅の記録

http://www.watarium.co.jp/exhibition/1501ishikawa_nara/index.html


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2015.1.29

藤田嗣治  最晩年の家   ー No.361 



藤田嗣治の最晩年のパリ南郊ヴァリエ・ル・バークルの家。

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それは、空き家だった古い農家を買取り内部を改装し、移り住んですぐに75歳の誕生日を迎えた

「作品のような」家。

少し前大掃除をはじめたが出てきた資料に見入ってしまった。それは以前の雑誌に連載された

画家藤田嗣治の家のこと。

 一部引用にて。

写真は「パリ南郊ヴェルサイユに近い小さな村、ヴァリエ・ル・バークルに藤田嗣治が最晩年

1961年秋から亡くなる直前まで暮らした家」。残っているのが嬉しい。「緑豊かな田舎にある

この瀟洒で慎ましい一軒家は、裏庭から見ると三層構造で、三層目の屋根裏部屋が藤田のアト

リエだった」「藤田の作品や収集品で彩られ、好みの古いもの、当時の最先端のもの、フラン

スのものと日本のものが個性的にアレンジされていた」。

'個性的'、とは、なんて素敵でしょう。

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「藤田の室内へのこだわりは傑出しており、ヨーロッパらしく窓や暖炉周り「壁」を基本に、フランス女性との結婚生活の中でパリらしい室内装飾を身に付けていった。

1920年代初頭は自室の壁のしつらえをテーマとした「室内画」を好んで描いた。

壁にかけた版画や飾皿など描写から「優れたデコレーターとしての才覚を証言できうるもの」

蚤の市で入手したアンティーク十字架や燭台などキリスト教の礼拝道具など世界各地の幅広い収集品をセンスよく配置し、特におもしろいのは、菓子型やコーヒーミルやかご、など「生活道具」の転用」、とは楽しく興味深いもの。

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「ベッドにも置かれたお人形はコレクションの一つだった。雛人形、聖母子像、からフランス人形など。
フランス人形の多くが顔や手が陶器製のビスクドールでアンティーク、クリニャンクールなどパリ蚤市の常連だったそう。」


「'終の住処'となった藤田嗣治のパリ南郊ヴィリエ・ル・バークルの家。1955年藤田夫妻がフラ

ンス国籍を取得しカトリックに改宗した後購入しモンパルナスから転居したこの家で藤田は

多くの宗教画を制作し同時に室内を自らの作品や手仕事を。

パリを訪れた魯山人がパリのレストラン指南を依頼したくらい、食べ歩きとお料理も得意だっ

た藤田のすてきな食卓には、藤田が絵付けした陶器やガラスが(自分たちで使うためだけの)。

子どもや天使など猫などの絵画と共通するモティーフも残る。」

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残る、ステンシル、手紙、そしてミシン。藤田は「売ってるものは商品に過ぎない」と、衣服も作っていたそう。

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「壁にはフランスの民衆版画、卓上にはアコーディオンや絵本「寓話」など緻密に描写されてる。」
右/「家族(室内、妻と私)」は左側が東洋的、右側が西洋的、対象のモチーフがおもしろい。

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中央/妻の為に麹町六番町の家。その後空襲で全焼。額縁の製作も行った様子。右/終戦後疎開先から引き上げて約3年暮らした江古田の家。君代夫人と。


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多くの木のぬくもりも。あたたかい。「藤田が集めたアンティークの木扉や、木製家具ー食卓、椅子、箪笥、ハンガーや収納など箱、など。またアトリエには画材以外にのこぎりなど大工道具も多く、「藤田」の焼き印が施されてる。キャンバスや額縁も自作。」

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藤田は額縁も多く製作した。

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「手製の額縁は2種類ある。一つは

木彫り、絵画のテーマと直結したモ

テティーフを合せている。例えば

代表作「カフェにて」の額にはコー

ヒーカップと皿、ワイングラスな

ど、「猫の教室」の額には定規や

ノートなど文具が彫り込まれたり。

また君代夫人が側で手伝っておられ

たことが藤田の日記からもわかる.」

もう一つはモチーフが付いたもの、

モチーフは小さなハートや天使や女

性の足など愛らしいもの。写真の「姉妹」(1950年)、銀色のピースは食品が入っていた食品が

入っていた缶や箱のブリキを利用して切り抜き打ち出したもの。」

絵画だけでなく額縁も美しく絵画だけでなく額縁も美しく、夫婦の愛情が伝わり、感激です。

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アトリエの壁には「私たちの家は十八世紀に

建てられ、1960年10月4日に私たちのものと

なり1961年10月24日初めての夜を過ごした」

とフランス語と家の外観と乾杯するカップ

ルの絵が、ステンシルで刷られてる。」

とてもすてき。

家はそこに暮らす人そのもの。









藤田は病に倒れこのバークルの家には長くいられなかったらしい。しかし藤田のこのすてきな

家は、君代夫人により守られ地元に寄贈され、今も見ることができる。

家は人の手がかかり思いが寄せられる限り生き続けると知る。

 「メゾン・アトリエ・フジタLa Maison-Atelier Foujita」 7,route de Gif,Villiers-le-Bacle 
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「ヴィリエ・ル・バクルの私たちの家」 1960年 藤田の作品


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この印象的な写真は1950年ニューヨーク滞在から10年ぶりにパリ入国し仮住まいのホテルでドアノーが撮った藤田夫妻とても素敵な写真。


いつの時代も絶望がある一方で自分の周りの大切な人を思い共に生きてきた。

一流の人の慎ましやかな'終の住処'を見て,豊かさは何だろうという問いに戻る。生きる場所、

暮らしの選択も意思がいる。与えられるべきものでない、世界中誰でも希望は持てる。


2015.1.12

帰宅へ   ー No.360



井の頭通り。優しい月と美しいイスラム建築の東京ジャーミーが見えてきてほっとするとき。

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帰宅し玄関を開けて最初に見える版画。30代終わりの自分には高額だったが欲しくて購入した

クララ・アルテールの大きなアート作品。

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連なる抽象的なたくさんの 平和 という文字。



ーーーー
2011.5/18 に、クララ・アルテール について書きました。一部を ↓


クララ・アルテール Clara Halter というひと


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フランスのシャン・ド・マルス公園 Champ-de-Marsに、アーティストのクララ・アルテール

Clara Halterと建築家ジャン・ミッシェル・ヴィルモットJean-Michel Wilmotteのコラボで建てら

れた「世界の平和を祈る壁=Le Mur pour la Paix」中央通路からはエッフェル塔がみえる。壁ガ

ラスには、32 カ国の言語で「平和」という文字を刻んだ。反復していることで全体が美しい

作品。また誰でもその'平和の壁'にはメッセージを残すことができる。

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フランスのシャンドマルス公園に建てられた「平和の壁」 むこうにエッフェル塔がみえる。

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2005年には原爆投下60周年の広島に「平和の門」が寄付されその


モニュメントのデザインを担当、49カ国の平和の文字が刻まれた。


数年前仕事を通して出会ったクララ・アルテールの版画あまりに美しかったため、

サイズが大きく自分には高額だがどうしても欲しくて購入した。今は玄関の壁に収まっている。

クララ・アルテールの数十カ国の'平和'の文字がモチーフとして、文字ではなく線として

描かれており、これもクララ・アルテールらしい作品。

黒と白のモダンなアートだが、前衛的とか威圧的とか強すぎる嫌みはまったくなく、

伝わってくるものはただあたたかい、やさしく強い。毎日みてその度そう想い、そして祈る。

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私の所有のクララの版画。大のお気に入り。'平和'の文字が線となり反復して描かれたアート。センスがいい作品。

ーーーー



2015年の今 ふたたび 祈る。



2015.1. 5

New Year  ー No.359



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あけましておめでとうございます。


いつものように昨日から今日に変わっただけだけれど世界が新しい年を無事迎えられたこと特別

うれしく思う。

どんなところに住むどんな人にも、

1枚のお皿や花瓶や椅子、誰かから届くお手紙や聴こえてくる歌、空に見える光や月、

咲いてる花や新芽、しあわせを感じる何かが手の届く場所にいつも側にありますように。

うれしい美しいと感じる心が今年も続きますように。



2014.12.31

今年の終わりに   ー No.358



庭の山桜に新芽がでてきています。日々太陽に光に空に向かってぐんぐんのびていく木々から

命力をもらいます。

今年は特に数人の恩師や知人友人が亡くなりました。亡くなった方と話したいとき空を見上げ

す、青空や星空。そこで見守ってくれてる、魂と共に生きてると感じることができます。

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住宅インテリアの仕事に関わり28年経ちました。教えていただくこと助けていただくことが多く

しあわせです。

またささやかなこのサイトで出会えた方々に心から感謝申し上げます。思うまま書く拙い文章を

読んでいただき本当にありがとうございます。

インテリアは難しく語ることでなく、本や雑誌や宣伝などから一方的に流行やスタイルを押し付

けられるものでもなく、自分の発想や意思で楽しむことが大切、厳しい現実での贅沢な妄想、

自由な想像力で日常生活の目の前にも楽しめる何かみつかるといいなと思います。

インテリアは私にとって仕事であり好奇心の遊びであり、豊かな暮らしの真剣な追求です。

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楽しいこと美しいこと、これからも多くの方々と多くを共有できればうれしいです。


窓を開け放ち新鮮な空気に入れ替える。もうすぐ新しい1日のはじまり。



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