
2013.2.19
フィリップ・スタルク Philippe Starck の Ristorante MANIN ー No.266No.264からの続きです。1987年に千駄ヶ谷にオープンした 'リストランテ・マニン' はデザイン界の巨匠フィリップ・スタルクがデザインしたレストラン。同年私が転職したCassina Japan がプロデュースに関わった。そこはドラマティックでまるで劇場のようなレストランだった。Ristorante MANIN マニンこの後に続きます。
2013.1.21
再び Andree Putman アンドレ・プットマン ーNo.265
そしてさようなら。噂では病状など聞いていたけど、本当に亡くなってしまった。遠くのこんな小さな自分にも多くの思い出と価値あるものを与えてくれた、世界的なインテリアデザイナーAndree Putmanアンドレ・プットマン。知り合いでもないのになぜこんなに悲しいのだろう。誰に対しても同じように会った瞬間に向けてくれた愛情の深さなのだろうと心が震える。1986年インテリアの仕事に転職した私は幸運なことにプットマンにも会える多くの機会を得た。日本は好景気で建築ラッシュ次々新しいデザインが動いおり国際的な天才デザイナーも多く来日していた。その頃働いていた六本木AXISビルのCassiaのショールームの受付で顔を上げたら目の前にプットマンが立っていた。煙草をくわえ「灰皿を貸してくださる?」と独特のハスキーボイスで言われた。そのカッコいい姿はずっと脳裏にやきついている。その後当時プットマンが主宰していたパリのエカール社 Ecart International に行く機会も得た。ランチもご一緒できて感激ばかりだった。プットマンが運営していた頃のパリのエカール社の素敵だったショールーム。左/水槽を実際見た時は感激した。右/プットマンが復刻に力を入れたJean Michel Frankジャン・ミッシェル・フランク、Eileen Grayアイリーングレイ、Mariano Fornyunyフォーチュニー など並ぶ。プットマンがCassina-Inter Decorから発表したRue de Bacシリーズ家具の展示会ではプットマンの指示で私は家具を並べ、飾るお花は全部任せてくれた。改めて偉大な人だと思った。85歳でもまだ現役だったプットマン。ただ2010年プットマンはパリで大きな回顧展を行った。会場はプットマン自身がパリ市庁舎の公民館のような場所で、長い期間無料で開放した。プットマンはその頃インタビューで「インテリアデザインとは文章の中の点や疑問符のようなもの。驚きや喜び感動を表現するための句読点の役割を果たすのよ」「デザインというのは常に生活に潤いをもたらしてくれる日常性があってこそ初めて価値があるもの。大衆的でよりポピュラーなモノにこそデザイン性が必要」だと答えている。「ブルジョアな家庭で厳格な教育をうけながらプットマンが辿り着いたのは '大衆性'だった」(数ヶ月インタビューしたジャーナリストの南谷桂子さんの文から)2010.12 パリで開催された「アンドレ・プットマン スタイルの伝道者」展/回顧展そう、デザインを好きだ、と言うこともその心は自由だ。デザインをわかってるとか、わかってないとか言う人も多いが、私は若い頃から偉大な方々をみたことでもっと大きな大事な多くを教わり、周辺にころがる偽者が集まる不自由で傲慢な思考に動かされなかった。縛られずほんとうによかった。好きという気持ちは知識より純粋で神聖で、そこには上も下もそんな実体はない。プットマンに会った人は必ずファンになっただろう。誰に対しても目線上げず愛情溢れる心ある対応をくださった。偉大な人ものすごいオーラを放ちながらもすごく普通だ。若い頃に知ることができてよかった。
プットマンがいつも身につけていたアールデコなネックレスはとても高価
だと思っていたが、実はノミの市で買った数千円のものだと知った。誰も真似できないプットマンらしさの一つ。そしてネックレスはプットマンのインテリアデザインにも反映された。
小さな存在のわたしまでプットマンの思い出はかけがえのないもの。ありがとうと、心からご冥福をお祈りします。
プットマンは、デザインを開放し、美しい、と感じるすべての人の心を受け入れてくれた。
(Andree Putman アンドレ・プットマンに関して、2011.8/22-25, 2012.3/17にも書いています。ご興味ある方はご覧ください。)
2013.1.20
フィリップ・スタルク Philippe Starck のサイン HELLO ー No.264
高度成長期から景気が上がっていくばかり世界的にバブル期だった1980年代後半その頃、私が転職した六本木AXISビルのインテリアのカッシーナCassina のショールームにも、世界中からたくさんのクリエイターも来て活気があった。
有名なフランスのデザイナー フィリップ.・スタルク Philippe Starck も日本の仕事も多かった頃でふらっと立寄ってちょっとしたものを買ってくださった。
勇気をふり絞り恥ずかしいけど'サインをください'メモ用紙とペンを出したら笑顔で快く書いてくださった、写真はその時のもの。素敵でしょう
あれからもう数十年お見かけしてないがたいせつな思い出の宝。天才スタルクのデザインは魔法、とてもファンタジック。ー フィリップ・スタルクのことこの後つづきます。
2013.1.14
初雪 ー No. 263東京今年の初雪久しぶりの大雪。外出は中止になったけれど窓が多いあたたかい部屋からみえる外は真っ白でとてもきれい、東京ではないみたい。葉が落ちた真冬の木々にも今日は白い雪の花々がつきちょっとうれしい。窓の外眺めるぼーっとした時間の贅沢。
窓から。どんどん変わる雪景色。
今日はこんな感じ..大好きな酒井駒子さんの本「ゆきがやんだら」子どもの頃を思い出す
2013.1.12
何でもない1日のはじまり ー No.262
何でもない日の始まりと終わり、しあわせな1日。人それぞれにしあわせの形が違うように一瞬で変わっていく美しい空を見上げる時間があることに、その出会いに、今年も感謝していく。窓から空にも、おはよう、おやすみ、を言ってみる。そして大切な古い友人たちに、今日新たに会えた人たちに、これからもよろしく、と伝達した。
