
2012.7.30
Midnight in Paris ーNo.238先月久しぶりに映画館で観たWoody Allen最新作「Midnight in Paris」。憧れの20年代パリにはたくさんの芸術家、素敵なファッション、華やかな時代。エルメスやシャネルも出てきて。ウッディ・アレンが選ぶパリの景色や音楽もさすが何もかも素敵で笑えたおそらく今年最高の映画。
どのシーンも素敵で瞬きできないくらい。さすがまだまだのウッディ・アレン。↓ click here
2012.7.26
美しいテーブル ー アルベルト・ジャコメッティAlberto Giacomettiと ジャン=ミッシェル・フランク Jean=Michel Frank ーNo.237ジャコメッティは 絵画、版画より彫刻が有名、特に第二次世界大戦後の作品で、針金のように細長い人物の彫刻はジャコメッティの代表作として多くの人が知る。同じ頃1920年代パリで活動したデザイナー、ジャン=ミッシェル・フランクはジャコメッティといくつか創作をしていた。写真はかつての ジャン=ミッシェル・フランクの店に置いてあるジャン=ミッシェルのデザイン、来店者が記名するビジターズ・ブックが置かれたテーブルとチェア。この美しいテーブルのフレームは、アルベルト・ジャコメッティの手によるもの。1932年にパリのサンノトーレ通りにジャン=ミッシェル・フランクは店を出した。ジャン=ミッシェル・フランクの回りには多くのアーティストが集まってきたが、その中にジャコメッティもいた。多くの芸術が生まれたキラキラした時代。しかしジャン=ミッシェル・フランクは第二次世界大戦ナチスのフランス侵攻後ニューヨークで自ら命を絶ったという悲しい最期だったが、残した美しいデザイン、その本物の命は永遠に残り輝き続ける。そして今再び新しいジャン=ミッシェル・フランクのデザインが復刻、その本物世界を体感できる。
2012.7.13
画家 Balthus バルテュスと節子夫人の おとぎ話のような家 'グラン・シャレー' 2
1754年に建てられたというこの家はスイスで最も大きな木造建築らしい。それは前出の写真の,現代画家の巨匠故バルテュスの家。一時英国人カップルがホテルに改造していたこの家を、生前バルテュスと節子夫人が本能的に購入したとか。同時期イタリアのモンテ・ヴェッロのお城も持ちながら、'本能'とは「私たちの力が及ばないほど大きな何かが、年齢やルーツや文化の違いを超越してしまった」ということだった。これら写真は、バルテュス生前の頃の何年も前の雑誌のスクラップから。右/別棟の故バルテュスのアトリエ。節子夫人と。左/愛猫ミツを抱いた節子夫人。この場所に今も節子夫人が暮らす。![]()
左/バルテュスのアトリエの一部。節子夫人の手作りのクッションが置かれたり 右/バルテュスの作品
左/バルテュスの私も大好きな作品の一つ。 右/地下のパーティスペースの壁面に残された装飾。お嬢さんの春美さん22歳を祝ったもの
左/中央は娘の春美さん。春美さんはジュエリーデザイナー。色彩センス抜群の家で。 右/幼い頃の春美さんのためにバルテュスが描いた作品。y
左/春美さんがバルテュスにプレゼントした猫のミツとかわいいミツのお家。右/節子さんが描いた作品。一緒に暮らす動物たちが登場して。絵の道具も素敵。落ち着くアトリエであることは光からもわかる。![]()
![]()
バルテュスの作品。構図にドキっとしたり色彩に感激したり、とにかく美しい。ここにある写真はブルース・ウェーバーが撮
りおろしたもので特に美しい。友人以外の人に自分を説明したり写真を撮られることに興味のないバルテュスだが、回りには常に多くの芸術家やーティスト、ハリウッドスターまで多くの人が世界中から集まってくるという印象がある。「自分に関する文章を書けているのはフレデリコ・フェリーニだけだ」と。普段誰もが入れないアトリエにはアルベルト・ジャコメッティの写真が飾ってある。また意外なことにバルテュスは「座頭市」が大好きでよく真似をし、親しい勝新太郎は何度かこの家を訪れていたらしい。ミステリアスなイメージのバルテュスとは意外な家族と動物たちとの穏やかな暮らしがみえる。左/バルテュスの絵をクッションにした節子さん 右/庭に花々。どこにも豊かな色彩このプライヴェートな'隠れ家'の内部は、一流のアートと共に、節子夫人が選んだ多くのもの、旅で購入した布や小物がたくさん、高級なものから安いもの何でもありそう、好き、という目で選ばれたもの同士はこうもうまくミックスできるのかと感心する。多くのあたたかい色や柄が溢れるそのセンスは抜群で、節子夫人がいてこの家が生きてるのがわかる。誰だってしあわせと同じくらい嫌なこともある。過去を恨んだり人のせいにしない、人より上とか下とか、勝つとか負けるとかいうどうでもいいことにことに価値を置かず、自分の足で立ち意思で決意し進む人はみていてすがすがしい。知性と教養があるからしあわせを得られるわけでもなく、感じる感性があるから掴んでいけるのだと、しなやかな節子夫人をみて想像する。
誰しも大切なものを得たいと生きている。現実は一つ欲しい何かを得ては何かを失い、失うことの方が多い。自分が辛い中にあっても人の痛みを心から思いやりしあわせそうに生きている人をみると、いいなと思う。現代画家の巨匠故バルテュスの奥様の節子さんも、おとぎ話のような家をお金で得たのではなく、節子さんだからこの場所に出会った。右/私の大切にしているバルテュスの画集は宝物。→
2012.7. 9
画家バルテュスが暮らしたスイスのグラン・シャレーとジャコメッティ
大好きな画家バルテュス。大きな想像力の世界に引き込まれ、それは時を超越しとてもしあわせな感覚。
偉大な画家バルテュスが節子夫人と暮らしたのは、スイスにある200以上も前に建てられたとても大きな木造の家。前出のド・ローラ節子さんが今も優雅に暮らす'グラン・シャレー'。それは、バルテュスの画集同様、宝物がたくさん出てきそうな、おとぎ話に出てくるような大きな不思議なお家。バルテュス「自画像ー猫たちの王(1935年)」が掛けられ、アルベルト・ジャコメッティから贈られた銅像が置かれたグラン・シャレーのサロンの一隅この後、写真家ブルース・ウェーバーが撮ったこのバルテュス生前の素敵なお家の写真をご紹介します。つづきます。
2012.7. 7
長倉洋海さんの写真 ー福島のこどもたち
長倉洋海さんが撮った福島の子どもたち。あんな状況の中でもいいお顔。でも皆、放射能の測定器を首から下げている。5,10,数十年後も元気でいられるのだろうか....
長倉洋海さんは長く世界の紛争地アフガニスタンなど子どもたち人たちの生きる姿を撮ってきた大尊敬する写真家のお一人です。


