SAKURANOKI は代々木公園 近くのオフィス。
長くインテリアビジネスに関わりみてきた多くの中から、ここでは暮らしに心地よいものや情報などご紹介しています。

2022.11.14

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また instagram も時々更新しています。



若い頃のように旅に出る数も減り、活発に行動していませんが、
2017,2018年頃から、新たな出会いが増えました。

ここ数年の時代の変化の中で会いたい人と会えない日々が続く一方で、新たなすてきな縁が自然につながっています。多くの感動もありました。


正直 気持ちが落ち着かないせいか、このブログの更新は滞ってしまいました。

ただ今また、数年前に遡って、そして今のことを再び、少しずつこのブログの更新を再開したいと思っています。


別に、
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また、
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インテリアの仕事の経験や考えなどを具体的に書き始めました。

それぞれゆっくり更新中ですが
併せてご覧いただければ幸いです。


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2022.9. 5

シャルロット・ペリアンの友人 堂本尚郎さんとの出会い
そして イサムノグチ




シャルロット・ペリアン最後の来日イベントが、カッシーナジャパン時代に数千件は担当したイベント企画の、最初の仕事。1988年のこと。(その時のことは以前に書いています)


そして、それを機に、シャルロット・ペリアンとパリ時代からご友人だった、画家の堂本尚郎さんには、大変お世話になった。ペリアンの上記の来日イベントにもご協力いただいた。


堂本さんは、フランスでも多くの勲章など、日本でも紫綬褒章や文化功労賞など多く受賞された画家。パリ時代には、イサムノグチはじめ多くの一流のアーティストと親交あり、経歴はここに書ききれないすごい方だが、

堂本さんの晩年には、携帯telかかってきてたわいもない話をしたり、ランチしたり(堂本さんご自分で運転して来られた)、お友達のように接していただいた。気さくで素敵な方だった。



堂本尚郎さんは画家としてパリに数十年。日本で多くの日本画家が描いてきた、'風神雷神' 

その抽象画を、若い堂本先生はパリ時代に描き、2枚一組の作品なんだけれど、うち1枚を帰国する資金に充てるために、ファンだったパリの倉庫管理の方に買い取っていただいたと。

後に、その方がその絵を返してくださった、という話を堂本さんから聞いた。苦労話なのに楽しそうにお話しされた。

この作品を、数十年後に、2枚ふたたび並んだ作品を、TV放映特番で観ることができた。



前回書いたように、クリエイターでも会社員でもどんな職業でも若くても、わたしが尊敬できる方々に共通しているのは、オープンマインド であること。誰に対しても変わらないこと。

仕事においては孤独を知り強い意思をもってプロ意識が高いこと、才能の前にベースに備わってる人間性。

そして、表現するものや作品を通じその人の魂に触れると、多くの苦悩、極限の苦悩や悲しみもあったに違いないが、

人のせいにせず、どんな時も自分の力で突き進んだだろう、強い力を感じる、

真摯なモノには衰え消えることのない生命の力がみえる。もうそこにその人はいないとしても宿り遺る。


私が2007年に長い仕事を辞め結婚したが、組織の政治や人事や多忙な、また理不尽な多くに疲れ切って、大学で日本画の基礎を数年学んだが、そんなど素人の私に、堂本さんは、自分の作品をアトリエまで見にきなさい、と何度も何度もtelくださった。自分は何度か倒れてるんだよとも。

私は、緊張して無理、と伝えると、堂本さんは、緊張して倒れてもいいから、来なさい、とおっしゃってくださった。


そんなあたたかい心を、ほんとうにありがとうございます。その思い、堂本さんの笑い声、忘れることはない。


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(上記の写真はFIGAROから引用)



亡くなった後も、シャルロット・ペリアンとの親交は、近年でもみられました。

一つに、パリの美術館フォンダシオン ルイ・ヴィトンにて

2019年10月から2020年2月に開催された

「シャルロット・ペリアン:新たな世界への招待状」の大回顧展の会場に、ピカソやミロなどと共に、堂本さんの作品は友人であったイサムノグチの照明とペリアンのテーブルに合わせて展示された。

昔の作品でもモダン。本物の作品は魂は生き続ける。


シャルロット・ペリアン繋がりでの堂本尚郎さんとの素敵な出会いに心から感謝。


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堂本尚郎さんご本人からいただいた本。サインを書いて。






2022.8.13

山下洋輔トリオ ライブ 
「美しい怒りの表現とは」




「山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」 先月のことだが 配信で鑑賞  
by 村上春樹 presents

1969年に早大での演奏以来53年ぶりの再会で同じ曲だと驚くが
当時の動画と比較しても、衰えるどころか 迫力あり かっこいい演奏でした。

学生運動はリアルタイムでは知らず、浅間山荘しか記憶にないが、
昔からあの時代の 熱 には憧れがあり、


特にこの7月12日という日のタイミングもあったからか、心に響いた。


年齢は関係ない。魂を売らない。そんな気負いもない。偉ぶらず純粋なまま真に知的な素敵な大人もたくさんいる。
そう信じることができる。演奏に嘘がない。

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アフタートークのこの並びも感動。大好きな菊地成孔さん、都築響一さん、村上春樹さん。

この「乱入ライブ」53年前の仕掛け人、田原総一朗さんの昔話も今聞いても、むしろ新鮮で、

そして、会場にいた人類学者の山極壽一さんから 山下洋輔さんへの質問
「美しい怒りの表現とは?」

とくに印象的でした。



この 村上RADIO
 ラジオ番組で以前、村上春樹さんがおっしゃってたすてきな言葉。

文学や音楽は役に立たないかもしれないが、
人は、意識と心には、ズレがあり、
社会にもある意識と心に隙間があり、
それを埋めるのが文学や音楽」




2022.8.12

江戸英雄さんに会ったこと  2



続きです。

8月に思い出すこと。
17歳のとき、江戸英雄さんにお会いした。
数百の要職のうち良く知られているのは、戦後の財閥の解体の渦中からの三井不動産の会長。私がお会いしたのは、三井不動産でディズニーランドの計画が始まった頃。

経緯はわからないが、江戸さんから第一秘書経由で母が、日本橋の三井不動産の会長室に呼ばれ、同行した。

そのころ私は、進路のことなどで父と合わず、閉ざされ、
隣家で双子のように育った幼馴染みが不治の病に付し、
すべてに無気力だった。


美しい三井本館へ。初めて見る漆塗りの内装のエレベーター、赤いカーペットを歩き会長室に入ると、江戸英雄さんは会長椅子から立ち上がり、こちら側に、
私たちが座るソファに隣に並んで座った。
仕事の話でないからだろうが、気遣いあるふるまいに驚いた。

そして母の真横で、江戸さんは、母の話に深く頷きながら聞き入った。

おそらく、私の母方の祖父のこと。
祖父は江戸さんのご家族と親交が深く、校長から後に軍人として戦死した。

江戸さんが祖父と最後に会ったのは戦地。
祖父の決断。

江戸さんは、涙を流していた。

エレベーターホールまで見送ってくださり、ドアが閉まるまで何度も頭を下げてくださった。


30分くらいのことだったと思うけれど、この日の濃い時間を境に私の気持ちに大きな変化があった。うまく言葉にできないけれど。
深い感動があった。悲しみと同時に。



そして、真に偉大な方は、誰に対しても接し方は同じだと、
私は未熟でまだ子供だったが、江戸英雄という方が、役だけでなく人間的にどんなに立派で、どんなにすごいことなのかは解った。

大切な指針、価値観となった。



昔、瀬戸内寂聴さんの日経新聞の連載コラムには、交友ある人たちの悪口も多かったが、江戸英雄さんのことだけは、'汚れない政治家(実業家)'というように書いていた。


江戸さんは趣味の農業もプロで、真っ黒に日焼けした顔も印象に残っている。




毎年、クリスマスイヴの夜に年一度だけ、沢木耕太郎さんがラジオ番組をする。
前回の最後の話は、自分が学生でアルバイトをした時に、
配達に通っていたソニーの創業者のお家で、奥様から、ある高級品を渡されたと、まだ単なるバイト学生の自分にも気遣いがあることに感動し、
誰に対しても同じ接し方を、自分もしようと思い、ずっと心がけていると話していた。

ささやかな私の人生の中でも、多くの、恩師といえる方がとの出会いがあったが、共通した思いだから感動した。
そして、最初で最後たった一度、間近で会った見た、江戸英雄という人。この幸運。


特別なこの夏に、読み返している。

江戸英雄さんの一人の人間としての美しい涙を思い出しながら。




2022.6.21

江戸英雄という人



幸い、若い頃から恩師と思える人に多く出会った。

10代で会えた特別、偉大な、それは社会的な肩書きとか経歴とかはるかに超えて、すばらしい方に出会い。その30分はずっと明確に覚えている。

真に、知性のある、心のある、尊敬できる人。
江戸英雄さん。

当時の三井不動産の会長。

一期一会。すばらしい体験。もう何十年も前だから書いていいかなと思います。
この後に続きます。

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