
2017.7. 4
花菖蒲 ー No.450もう先月のことですが、6月初め 夏の前 梅雨の合間。一つ一つ美しい名前があり 表情が違う花菖蒲、なんて美しい花々。都心部での朝散歩も楽しい季節です。![]()
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2017.6.30
Basta Pasta ー No.44980-90年代は特別なつかしい時代。多くのいい出会いにも恵まれた。雨の6月。杉本尉二さんの命月。Basta Pastaという神宮前にできたイタリアンレストランは画期的だった。オープンキッチンがフロアのメインでシェフが舞台で演じるように調理する姿を眺めながらお食事する。イタリアンレストランもまだ珍しい時代感も重なり、シーンそのものがすてきだった。昨日のことのように思えるがもう伝説になってしまった。時は早い。オーナーの杉本尉二さんに仕事を通じ出会い可愛がっていただいた。最もらしいことを言う偉そうな大人が苦手だったわたし尉二さんは父親のようで頼もしいお友達だったかっこよかった。すでに流行りのライブハウスやレストランを手掛けておられ、その後、Basta Pasta はニューヨーク支店もでき今もある。2000年わたしがニューヨークのBasta Pastaに行く際お話したのが最後だった。今わたしは尉二さんの歳を超えた。神宮前のあの角を曲がるとき、飯倉片町を歩くとき、尉二さんを思い出さないことはない。
2017.6.24
ロイ・フラー もう一つ ー No.447前回書いた映画「ザ・ダンサー」の実在モデルのロイ・フラーのダンス、いつか夢でみたように感じていた遠い記憶がよみがえった。2002年「馬へのオマージュ展」東京都写真美術館で観たルイ=ジャン・デルトン『馬上のロイ・フラーを演じるテレーズ・レンズ嬢(1904年)』だった。この図録本 'The hourse - A Homage' もすばらしく表紙もきれいで部屋に飾り置いていた。「19世紀ロイ・フラーのダンスを模した演目。ペガサスのように白い扇子を振り広げ、馬に静止を命じている。彼女は「呪術の手品師」と称された」
きれいなものを感じ、その時代背景そこにいる人を想像するのは楽しい。
来世ではダンサーになる自分も想像してみる憧れのダンサーに。
2017.6.18
映画「ザ・ダンサー La danseuse」 ー No.447アールヌーボーの時代 実在したモダンダンスの先駆者ダンサーLoie Fuller ロイ・フラー役のSokoソーコ、特に踊るシーンがすてきでした。ひたむきで愛おしい。衣装や舞台照明を発案したダンス、当時は衝撃的で幻想的だったことでしょう。パリ万博で出会ったという実在したダンサーのイサオラ・ダンカン役のリリー=ローズ・デップも美しく、一流メゾンで活躍したモデルで女優メラニー・ティエリーも麗しく印象的。男性にも泣いてほしい映画。実在のダンサーをモデルにした女性たちが創った 意思ある美しい女性の映画
ロイ・フラーはパリ オペラ座の舞台に立つ夢を実現した。不自由に変わる体、自由になる心。わたしは20代 初めてパリに着いた夜パリオペラ座に行った。あの場所あの感激が昨夜のようになつかしく、生と死、光と影のコントラストが美しいパリの景色を重ねて観ました。
2017.6.16
安井かずみ さんの本 ー No.446朝から雨 駅前の幸福書房さんで本を買った。安井かずみさんのことが書かれた本。もう20数年前のこと、当時職場があった飯倉片町近くの六本木CHIANTI のランチタイムに毎日のようにお見かけした。ご主人の加藤和彦さんと並んで仲よさそうにお食事していた。その後それはかなり病状が悪かった時と知った。もうあんなかっこいい女性はいない現れないのではないかと思う。この本を読み、東京の、あの時代、近くにいたたくさんの遠い憧れの大人たちを思い出した。とてもなつかしい景色を。わたしのインテリアの仕事もそんな特別な大人たちが集まってきて成熟しつつある時代だった。インテリアはそれらを求める特別な人たちが繋がり牽引していた。その後のインテリアが単なる商材になる前のこと。
そうなるといいクリエイションは生まれない。一流を本気で追求する一流の人が出てこないと変わらないしもう出てこないだろう。それは悲しいこと。