SAKURANOKI は代々木公園 近くのオフィス。
長くインテリアビジネスに関わりみてきた多くの中から、ここでは暮らしに心地よいものや情報などご紹介しています。

2017.1.23

沢木耕太郎さんの旅のお話から始まる ー No.420



新しい1年の始まりを実感するのはその少し前のクリスマスイヴの夜。ある時期からずっと。

食事の支度をして夕方は教会へ行き信仰心はなく神も信じないが、大きな何かを祈り、

クリスマスにかけて夜中から作家の沢木耕太郎さんのラジオを聴きながらクリスマスを迎える。

それは大切な儀式のように。その番組の始まりから、流れ、そして最後の言葉を聴くことで、

そこが新たな年の始まりに向かう気持ちに変わる。まるでわたしも長い旅に出て帰ってきた

ように。生まれ変わるように。そしてまた生きていく。

沢木さんの2016年の最後の言葉を、全部でなくそのまま正確ではないけど、聴きとった長い言葉

のうちの一部をここに。


「世界の静かな中心であれ ー

日本について
思うことはないんだけど

ただかつて1960年台に高度成長を迎える前
過激になる前の三島由紀夫の
その言葉がとてもずっと心に残ってる

どうなっていくかわからないけど
日本は
世界の静かな中心になってほしい

それは
きっと正しい国

いくら成長しても
成長戦略なんて無意味と思うけど
そんなことを望むよりも
やはり
正しい国であってほしい

旅から得た教訓というのは
旅はなぞってはならない

国の一生も過去をなぞってはいけない
それに なぞれない

いつかと比べてはいけない
どこかと比べてはいけない

いつか や どこかと

人生も同じで
いつかとどこかと比べてはいけない

今ここにある
ここにある場所が全てであって

だから
その島を旅してる時
そこはアマゾンに似てるが
あのアマゾンの猛々しさはない
アマゾンだったらこうだなとか考えがちだけど

どこかと
いつかと比べてはいけない

今ここにあるこの島の穏やかやで茶色の水や森があって
そこから陽が昇り陽が沈み 横切る漁があり
その景色が
美しいと思う心の有り様だけで
心の有り様で十分

一つの旅 一つの国 一人の人

僕はこの1、2年小説書いていて
自分が何を書いてたのかよくわからないで書いてる
書き終わった後に
じぶんが何を書きたかったのかわかる

人がどう生きるとかでなく
人がどうあるかを書いていたんだ

僕はじぶんの一生をどう生きていくか考えたことなかった
一瞬をどうあるか

もっとこうあればよかったという局面は多々ある
でももう 繰り返すことはできない
最善を尽くした最も良いという思えるあり方でありたい
ありたいと思う

どう生きるかという未来に向けてのことを
真剣に考えすぎてるかもしれないけど

大事なのは 今どうあるか

できれば 美しくありましょう」



2017.1. 2

新年    ー No.419



あけましておめでとうございます。

1月2日 月と金星が大接近している日、らしいです。

旅で移動中に車中から撮ったのでブレていますが、とてもきれいでした。

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ささやかな喜びが積み重なり、大きなしあわせとなりますよう願いを込めます。

今年もよろしくお願いいたします。


2016.12.31

青いノート  ー No.418



年末の大掃除で出てきた青いノート。インテリアの仕事を目指していた頃のインテリア日記。

この頃わたしは好奇心向くまま街に出かけ、人に会いに行き、国内外の多くの旅に出た。

すべて自分で感じ取り自分で考えたかった。インテリアの業界にも憧れのすてきな大人が

たくさんいた。今はもう亡くなってしまった方も多い。時代は変わっていく。

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インテリアを考えるときいつも思ってきたことはその人らしさを感じる部屋はいいということ。

仕事を知らなかったあの頃も今も変わらない。

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古い写真 Vico Magstretti マジスチレッティの自邸。あたたかい雰囲気ですてき。高度なテクニックが随所にある。


インテリアはお金を動かす商材ではなく生活する人それぞれの道具であり夢であってほしい。

流通を取り巻くお金を動かす人たちが優位で繰り返しそれらしく表面をなぞったような気取った

ものではなく、断捨離やナチュラルなライフスタイルという名の大きなビジネスでもなく、

センスがいいとか悪いを超えて、どこでどんな生活であっても使う人がより快適に豊かな気持ち

なるものであって欲しい。

昔がよかったということでなく、ただあそこに立ち返ることができるのかと思うことは多い。



ありがとう。支えてくれた人たち。出会ったすべて。



2016.12.29

マジストレッティ Vico Magistretti 目黒の家 ー No.417




マジストレッティが日本に建てた最初で最後の住宅。運が良かったか悪かったか昔インテリアの

仕事に就いて最初の物件がこの大きな住宅しかもマジストレッテの指示書から行うものだった。

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担当したこの目黒の住宅は1987年イタリアのVico Magistretti マジストレッティが設計しインテリ

アまで全てを、多く置かれた家具などインテリアの多くはDePadovaデパドヴァがまだ日本に進

出する前。指示書には写真や絵しかなく、どこの何なのか、調べるのに時間がかかった。

アンティークやどこかの仏像や彫刻などアートやテキスタイル、数百個の照明器具..

苦労多かった分、思い出も大きい。また多くの人に助けていただいた。

少し前、旧山手通からこの家が取り壊されるのが見えた。高級マンションになるよう。

旧山手通りを通る度に突き当たりにある家をちらっと見るのが習慣になっていたので更地を見て

どきっとした。とうとうなくなってしまったと。

ここに居た大好きだったT氏はすでに亡くなり時代も変わり仕方ないが、素敵な家が消えてしま

ったことは悲しい。

写真は大きな家のごく一部、中庭から玄関ホール、左に主寝室、庭にはハナミズキが。

1枚の写真だけで、大きな声の元気なお手伝いさんやワンちゃん達の声が聞こえてくるようで

思わず微笑む。なつかしく豊かな気持ちになった。


2016.12.26

家族の忘年会  ー No.416



12月はじめの家族の忘年会 皆で塗り絵 テーブルを囲む父と母 家族 母の手。

姪の大学の課題だったけれど楽しい思い出になった。こういう何でもない日常が大切。

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色鉛筆は大人になってから大学で基礎を学んだ日本画で使った色鉛筆たち 

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姪が置いていったかわいい天使












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