
2014.2.16
栗の木のお皿 ー No.322
結婚した頃 最初に買い足した和食器は、栗の木の小さなお皿2枚。大好きなインテリアスタイリストさんに教えていただいた「日日」で購入したもの。日日は当時住んでいた近所、富ヶ谷にある一軒家風の素敵なギャラリー&ショップ。栗の木の感触や色が何ともいえず美しく茶托にもお菓子にも使えるお気入りの一つ。
2014.2. 8
読書 旅 イタリア ー No.321寒い季節は読書が増える。昔読んだ本を取り出しぱらぱらと読み返すことも多い。
20-30代は好奇心のままとても多く旅をした。自分で歩き見ることが大事で心が開放的で自由だった。
出張も含め1990年から何度か訪れたイタリアは特に思い出多い。多くの出会い多くを教えてくれたイタリア。ミラノ、フィレンチェ、そしてヴェネチアも懐かしい、こんなに美しい場所があるなんて。時々本棚から須賀敦子さんの本を取出し読み返します。左/私のイメージそのままのヴェネチアの風景。もう一度行きたい。 右/長くヴェネチアに住み執筆活動されたすてきな須賀敦子さん。
2014.2. 8
今日の読書 ー No.320
寝付きの悪い年頃、寒い夜、寝る前に読みたい本を気分で数冊平行して読むしあわせ。「右か、左か」男っぽい好みの小説ばかりで特に今の気分にぴったりだった、古い小説もいい。自分の小さな仕事なんかより大切な生きているこの場所いったいどうなるのか。もう一つは大貫妙子さんの新刊「私の暮らしかた」。ずっと素敵に生きてる憧れの一人。安っぽい暮らし本が氾濫してる中ありそうでないさすがすごくいい本。![]()
2014.2. 4
昨日の花 今日の花 ー No.319
少し前に父から実家の庭の椿の枝を数本もらいました。
昨日やっと蕾が開き始め最初の花が咲きました、嬉しいもの。植物やお花が暮らしにあることでお部屋の空気も心も浄化されるよう。
左は昨日、右は今朝。お花が咲き始めました。白がきれい。
日本画を習い始めた頃 何日もかけて一つの椿のお花を描きとても難しかった。ずっと観察してるとどのパーツも繊細に動いている、改めて生命を実感しました。椿は珍しいお花でないけれどやさしく強い表情、強い主張ないけど元気に生きる魅力的な美しいお花。数日楽しみます。昔会社員のお仕事でインテリアのショールームに家具のレアイウトを日々していた頃、締めは植物やお花を飾ることでした。それは幸いお仕事で会った主にイタリア海外の一流のデザイナーをみて教わった心。かっこよい家具を並べても何だか物足りない、植物など命を空間におくことで生き生きと人の暮らしの提案ができる重要性、その心を教えてもらったと思っています。カッコよすぎることはカッコ悪い,とも教えられた。一流のプロとプロでない実際使う方々から。インテリアを頭で考え語ってるだけの人から学ぶことはなかった。インテリアは、夢と、人がそこにいること想像できてこそ洗練なのだと思います。人が人と生きる、使う場所だからいろいろな目線があることを触れて感じて知ることが大事と学びました。仕事の場ではビジネスが目的で現実的で束縛多い楽しいものではありませんでしたが、海外デザイナーから日本人が構えるよりもっとリラックスして身近に、植物やお花を日常に使い敏感であることや自由に飾る感覚など多く大切なことを教えていただき貴重な体験でした。もちろん植物や花に日本も日本にしかない美の世界観や様式がある、日本的洋風の自分のインテリアにも現場で教えていただいた多くのそれら今も大切に取り入れ且つ自由に楽しんでいます。どんなすごいデザインも、植物やお花のパッションには適わないようです。
2014.1.24
辰巳芳子さん と バウハウス Bauhaus のデザイン ー No.318
私が初めてドイツから始まった「バウハウス」を知ったのは10代インテリアの勉強を始めた頃、そのデザインをきちんと見たのはその後転職したイタリアのCassina Japanで当時いち早く扱い始めた商品だった一つのアシュトレイ(灰皿)。その造形の美しさに魅せられ何時間でもみていられるような突然恋に落ちたような衝撃的な出会いでした。
左/1926年のデザイン。バウハウスのアーカイヴの後の復刻で永遠のモダンデザインが甦った。 右/モダンデザインノ礎石、バウハウスの建物。多くのデザインを生み出し時代の運命に翻弄されながら14年で閉校。後に再び復刻されデザインの魂は生き続けている。バウハウス(*)
80年代はこのバウハウスのアシュトレイのように20年代にデザインされた復刻も含めデザインが活発で日本でも盛んに海外の建築やプロダクトデザインが多く入ってきて、高級ブランドとは異なる新たなジャンルとして、多くの人が夢中になりその洗練されたモダンデザインをビジネスに日常に取り入れる豊かな活気ある時代の幕開け、デザインの一つの大きな変革期でした。
料理家の辰巳芳子さんのお料理はとても有名だけど、本もとびきり素敵です。その一つ「あなたのために いのちを支えるスープ」という本はお料理と同じくらい装幀もすばらしく美しく、細部まで辰巳さんの強い情熱や意思が見事に表現されています。1冊の本からみえるセンスの良さ、その潔い生き方はみていて気持ちよく尊敬の念を抱くばかりです。本から。「もう長いこと、料理は図式化できると考えていた。特にスープはすでにぴったり図式化できていた」(本から引用)とのこと、辰巳さんが装幀に選んだデザインは、バウハウスのデザイン。ベルリンの バウハウス(*)美術館所蔵のヒルシュフェルトマックの作品。色座標です。「色は食材、並列は技法。それらのおかずからなる融合の美は、味というものの行き着くところと結びついた。」と、それを「共感」と表現。(本から引用)すてき。センスの良さ=知性と改めて知ることができます。
時々、選ばれた人、がいると感じる。遠い過去から、運命に突き動かされるように、またはそうせざるを得ない、使命感のような何か、選ばれたようにそう生きていく場所で生きていく人がいるように、思う。料理家の辰巳芳子さんにもそのようもの感じる。想像しえない貴い精神性に憧れる。
どんなに都会的でおしゃれで偉い人よりも、日々のきちんとした暮らしを実践している人に知性を感じる。価値観は人それぞれだけど、おいしいものを作る努力をすること、好きな人たちと食すること、自分の為に又は誰かの為に料理を考えることは哲学でもあり、何より大切なしあわせの基盤であると思えます。そこがないと何もはじまらない。
辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画「天のしずく」もお勧め。⇩http://tennoshizuku.com/辰巳芳子さんは20頃ご結婚されたご主人が約3週間で出征され数ヶ月後に亡くなった。どんなに深い苦しみだっただろう。一見共通がなさそうな、お料理とバウハウスのデザイン。本物の孤高の美意識は通じ合うことをまた一つ知る喜び。これも20年代にバウハウスでデザインされアーカイヴ復刻された作品の一つ。丸い部分の茶葉を入れる'茶こし'。実用性もあり。無駄なくとにかく美しい。* バウハウス
1919年にグロピウスによりヴァイマールに創設された「新しい建築術の確立と建築家の育成」を目指す総合造形学校=研究所だった。ベルリンヘ移住、しかしナチスにより閉校。ミース・ファン・デル・ローエはアメリカに亡命しバウハウス運動を継承し伝えていく。バウハウスはわずか14年で新しい美しいデザインを生んだ、モダンデザイン礎石、今も強い存在で生き続けている。
