
2018.8. 5
茨木のり子 サイン入り古本を買う ー No.499今年はさらに特別な猛暑だから読書をしたいと思っているが意外に外出が多くゆっくりできない 買った本が読まないまま積まれていく紙の本が今も好きで部屋にあると気持ちが癒されるもうこれは去年のこと近所の好きな古本屋さんで見つけた茨木のり子のサイン入り原稿が鉛筆で書いていたということなので、ファンにはとっては余計にうれしい開いた最初のページの詩 「おんなのことば」ここにあるすべての詩が今の時代に合います
若い頃はもう何十年も夢をみて 人の幸せ役に立てると信じて 仕事として 組織や仲間のためにと平等にと心から願い各々の利益とともに今ではよく聞く'いい暮らし方'の提案をインテリアの仕事に集中していたがバブル期から離れないお金や商材として動くこと変われない群がる人たちへの正直絶望感とたしかに続く災害などから インテリアということよりもはるかに日常を生きることを考える時間が増えた。インテリアという日本では相変わらず未熟なビジネスももっと創業した人の魂を嘘なく受け継いでいかなければ終わるだろう。もう手遅れかもしれないけれど。おしゃれとかイケてるという少し手前に洗練がある、というような加減、独特の感覚を若い頃わたしはCassina Italy,Japan創業者から教えていただくことができた。真の豊かさの追求は少し外れた道にある。そう、茨木のり子さんは家の建築からインテリアまでかなり拘って抜群にセンスよく暮らしていた。発する言葉には、嘘であれ本当であれ、その人が表れ出るものだと思う。だから優れた言葉をいつも探しています。
2018.7.23
テキスタイルのこと ー No.498ここ数年はテキスタイルデザイナーとお会いする機会も増えました。先日は、約12年フィンランド拠点に活動されるテキスタイルデザイナー 吉澤葵Aoi Yoshizawa さんの個展『Hetkiä』がありました。
写真は作品のうち一つ-'MOMENT'
北欧の文化や自然からライフスタイルから生まれた葵さんの感性豊かなさまざまな作品デザイン年譜を見ることができるすてきな展示会でした。
「雨上がりの新鮮な空気
海に映る太陽のひかり
湖に広がる霧
伝統工芸のリュイユ」
Ali Yoshizawa
わたしは約30年前にインテリアの仕事に就いたCassina Japanで時代の多部門の立ち上げを兼務しMD VMDの仕事ではテキスタイルの拡大を試みました。Cassina Italyは当時は毎シーズン、テキスタイル新作を発表しておりデザインも斬新でした。日本には見ることができない美しいものばかりでした。わたしの大きな役割はそこにオリジナルのテキスタイルを効率良く足し提案していくこと。昔は情報が少なくインテリアの中でもなまものと言われるテキスタイルには規制も多かったけれど暮らしの中に家具と同じようにテキスタイルが浸透していく過渡期をみるのは提案する側としても現実的に売る数字をみてもうれしいものでした。30年経った今では日本でも生地や色使いデザインも使う人が自由でセンス良く選ぶことができるようになり国際的に活躍する有能なデザイナーが日本からもたくさん出ています とてもすてきなことだと思います。こうして美しいテキスタイルに出会うたび昔のさまざまな苦労を今ではなつかしく思い出します。
2018.7.13
今日 ー No.497
迎え火 盆入り 亡き人 人たちと会う
そして送り火日曜日の空は両親と部屋から見たたしかに空の向こうにいってしまった人たちけっこういる大切な人たち自分も若くないんだなと思う。
2018.7.12
本もの と もっともらしいもの との違い ー No.496
部屋に花を置くようにしています。お部屋が明るくなり何より一瞬で気分が変わります。
写真の薔薇は駅前のお花屋さんのsale全部で税込200円。「最後まで楽しんでくださいね」と渡されてうれしかった。写真手前のメガネは栞です お気に入りです。本もの と 'もっともらしいもの' との違いはとっても大きいこと、若いころに知ることができた。いい大人たちが教えてくださった。特に20年いた Cassina Japan 創業者からは多くの仕事の中でいろいろな角度からこの本質的な意味を教えていただいた。もっともらしいことを言う人、のことも。すでにいなくなってしまった多くの恩師。心からとても感謝している。若い頃より少し余裕ができた今は生活の中で特に花は、その短命な変化の中で同じような何か教えてくれるような不思議な顔を見せてくれる。
2018.7. 6
雨の花 ー No.495
東京早くも梅雨明けでも初夏の雨が続く朝もうすぐ終わるけれど遅れて咲き始める控えめな心優しい花もある
雨を好んで咲く花も美しい季節です
初夏にかけてのブルーが特に好きです